岩屋堂公園は愛知高原国定公園内にある自然公園です。東海自然遊歩道のルート上でもあり、都市近郊の景勝地として、新緑、桜、蛍、水遊び、紅葉など、日帰りレジャー、キャンプや宿泊で、四季を問わず楽しめるところです。

鳥原川の渓谷と岩屋堂と岩巣山、そして、いくつかの滝があり、渓谷沿いの道が両側にあり、どこからでも川に入ることが出来ますので、夏の水遊びのシーズンがもっとも賑わいます。
この時期は川をせき止めて作った天然プールも設営され、魚のつかみ取り大会などの催し物も恒例になっています。

紅葉鑑賞は閑散として穴場的な存在でしたが、ライトアップが近年始まり、少しずつ有名になって来ました。川にアーチ状に掛かる紅葉の美しさは格別です。

さて、国道248から県道22号に入り、岩屋堂の看板のところから、脇道に入ります。車がすれ違える道ですが、混雑期には一方通行になります。

この道を進んでいくと、自然に岩屋堂公園に入っていきます。冬期などの閑散期は奥まで車で入っていけます。しかし、普通の時期は駐車場の少し先から一般車通行止めになりますので、車を置いて散策します。

駐車場と入り口

岩屋堂マップ

こちらの地図の川を挟んで下側にあるのが無料駐車場です。しかし、有料駐車場も閑散期は無料開放されています(係員がいなければ大丈夫な時期です)。

 

無料駐車場入り口

手前が有料駐車場で、橋を渡って右へ行くと無料駐車場があります。

 

無料駐車場

無料駐車場はこんな感じですね。上の道のところにも車が止まっていますが、そちらも無料です(臨時駐車場)。そして、この道が混雑期に一方通行になった場合に、岩屋堂公園からの帰りの道になります。

 

無料駐車場入り口

先ほどの道を十数メートル進んだ所にある別の橋を渡ったところにも無料駐車場があります。こちらの駐車場の方が少し大きいのですが、橋が自動車学校のコースのようにかぎ裂きになっていますので、初心者の方は注意して下さいね。

 

通行止め

駐車場のあたりから少し進むと、通行止めの標識があります。その向こうにも車が見えていますが、関係者または宿泊者の専用駐車場になります。

この通行止めの標識がない時期は奥まで入っていけますが、通り抜けできません。どこかで切り返しをして引き返すことになりますので、運転に自信の無い方は手前で駐めましょう。ここから歩いてそれほど遠くない所に園地がありますから、不便ではありません。

 

お休み所

何軒かのお店が並んでいます。お土産や軽い食事、みたらし団子や五平餅などを売っています。ただし閑散期の平日は、軒並み営業中止していますので、注意して下さい。

自販機

うーん、観光地にしては良心的な格安自販機がありました。これを見ても分かるとおり、夏と紅葉シーズン以外は、けっこうひっそりとした観光地です。

陶灯りアート

天然プールの他に50mプールも存在したのですが、老朽化により取り壊されていて、ここがその跡地です。紅葉のライトアップに併せて地元の中学校が陶灯りの展示会場に使うようです。将来的に何かが出来るのかも知れませんし、イベント会場になるのかも知れません。

岩屋堂と暁明ヶ滝

岩屋堂へ

この50mプールの跡地の横から、斜め上に、この公園の名称にもなった岩屋堂への道、また途中から分岐で岩巣山のハイキングコースの入り口があります。

岩屋堂公園にはいくつもの見どころがありますが、まず岩で出来た大きなお堂に行ってみましょう。岩屋山薬師堂と言う名が正式名称で、これを岩屋堂と称するようになり、辺り一帯を岩屋堂と言うようになったそうです。

 

途中、岩巣山の展望台への分かれ道もありますが、まっすぐ岩屋堂への道を進みます。

岩屋堂へ

石畳、あるいはセメントで出来た歩きやすい道です。

岩屋堂へ

何枚か写真を載せていると長いように感じられるかも知れませんが、ほんの数十メートルぐらいで、歩いて2分です。

岩屋堂

岩屋堂が見えてきました。辺り一面は優しい自然に満ちています。

岩屋堂

岩屋堂

岩屋堂です。入り口が二つあります。

725年(紳亀二年)名僧行基がこの地に草庵を作り、この岩窟内で三体の仏像を彫刻し、聖武天皇の病気平穏を祈願した霊跡で、岩屋山薬師堂が建立されたと言う事です。

岩屋堂公園を流れる川の鳥原川は、鳥原という地名に由来しますが、小鳥も宝前に木の実をお供えしたということから来ている地名だそうです。

岩屋堂

特に目と耳の病気などのご利益があるそうです。現在は近くのお寺の浄源寺の奧の院。

 

岩屋堂

この岩屋堂の奧に暁明ヶ滝(ぎょうみょうがたき)があります。岩屋堂の左側の道を行きます。

 

暁明ヶ滝(ぎょうみょうがたき)

暁明ヶ滝(ぎょうみょうがたき)

水量の多いときは、右の階段状の石の所にも水が流れます。写真には見えませんが滝の落ち口が少し加工してある感じがします。なるべく滝のほうに流すためでしょうか。

普通に見れば、人工の滝のように見えます。しかし、地元の品野中学の65年前の校歌に岩屋の滝とありますので、暁明ヶ滝、別名岩屋の滝があったのは確かなようです。『当時の新聞に,「岩屋の滝は,…(中略)…暁明ケ滝,瑠璃ケ滝,不動ケ滝,銚子ケ滝を初め,其の他数個の滝が奇岩怪石に奔落し…」という記事があります。』『』内は品野中学のHPから引用。元々数多くの滝があり、崩落や埋没、砂防ダムの建設などで失われたようです。

暁明ヶ滝を調べたところ、人工の滝ではないかという意見のブログが多かったので、今回、調べてみました。人工的な加工がしてあるのかも知れませんが、元々あった滝であるのは確かなようです。

岩巣山

さて、少し引き返して岩巣山の展望台に行ってみます。540mと言う事ですので、プチハイキングです。お疲れの方や足に自信のない方は元に戻って川沿いに園地や瀬戸大滝方面の散策をお奨めします。

 

岩巣山

岩巣山

分かりにくいですが、こちらのおいなりさんの前を通って道が伸びています。
岩巣山

始めはなだらかな自然な感じの道が続いています。楽勝です。と、思いきや、、、

 

岩巣山

ちょっときつくなってきました。プチハイキングじゃなくて、プチ登山?
岩巣山

大きな岩があちらこちらに露出しています。岩巣山というのは、岩が蜂の巣のように山肌に見えるので、岩巣山になったと思いますね。
岩巣山登山
途中、岩肌に矢印が書いてあるこちらの道と、

 

のぞき地獄

ちょっとルートはずれっぽい、こちらの道があります。行ってみましょう。のぞき地獄というところがあるようです。

 

のぞき地獄へ

こちらでしょうか。ちょっと違いますね。もう少し進みます。

 

のぞき地獄へ

しかし、この山は岩だらけですね。

のぞき地獄

柵も何もなく、子供が迷い込んで落ちたらちょっと怖い気もしますが、なかなか良い景色と、、、肝試しです。

 

岩巣山登山

さて、岩肌に矢印が書いてあったルートに戻ります。こんな所を通るんですね。矢印がなければ悩むところです。でもここまで来たら、展望台まで少しです。

岩巣山展望台

展望台です。この辺りにも巨石がごろごろしています。少し散策して上に登れば展望台より景色の良いところが見つかるかも知れません。又、この展望台が岩巣山の頂上ではありません。

三角点の設置されている頂上は別の所にありますが、展望は良くありません。元岩巣山という峰もありますが、そちらの方が展望が良いでしょう。

岩巣山展望台
岩巣山展望台です。名古屋方面への眺望は良くききます。

岩巣山からの展望

眺望の案内写真です。もちろん夜の夜景も良いでしょうが、さすがに夜登るのは危険ですね。

プチ登山と言いましたが、やはりじゅうぶん登山です。しかし、距離が短いので、小学校低学年でも何とかなりますし、達成感もあります。行程にして20分程度見ておけば登れます。タウンシューズなどでも可能ですが、運動靴をお奨めします。

この展望台から引き返すことも可能ですが、瀬戸大滝方面に向かって下山するのが1番でしょう。もしくは白岩の里方面に向かう、もしくはその方面にある岩巣山頂上、元岩巣などを制覇するのも良いかも知れません。

岩巣山登山

展望台から少し先に行くと、分岐点があります。見えづらいのですが、白岩の里と瀬戸大滝の分岐です。岩屋堂とあるのは来た道になります。

岩巣山の山頂は白岩の里方面にまだかなり行ったところ、送電線を越えたあたりになります。ここまで登っていますので、あとは屋根づたいの緩やかな道です。時間のある方には都会の喧噪を離れて、この山遊びをお奨めします。

今回は、瀬戸大滝方面に下山します。

岩巣山
注意書きがありました。通行可能ですが足元にご注意下さいとあります。うーん、どうしましょう。ま、通行可能とありますので、大丈夫でしょう。

 

のぞき岩

途中にあったのぞき岩です。岩巣山は全山が花崗岩で出来ているそうですので、いくつもの巨石が露出しています。

 

うらじろ坂

うらじろが斜面一面に生えています。うらじろ坂という所です。

 

うらじろ坂

階段が崩れています。注意書きはこれですね。どうと言うこともなく通過します。

 

岩巣山の清水

小さなせせらぎがあります。清水ですね。おそらく飲めると思いますが、無保証ですよ。

 

せせらぎ

小さな流れです。天候により干上がるのかも知れませんが、冷たい流れです。
標識

地上に降りてきました。プールとあるのは、廃止された50mプールのことです。渓流沿いを瀬戸大滝方面に進みます。

瀬戸大滝

瀬戸大滝へ

瀬戸大滝へ

清々しい歩きやすい道です。足に自信がない方は、岩巣山を登らずに川沿いをまっすぐに来るとここにつきます。瀬戸大滝はもうすぐです。

 

瀬戸大滝

瀬戸大滝が見えてきました。

 

瀬戸大滝

瀬戸大滝です。

 

瀬戸大滝

大滝と言ってもそれほどでもありませんが、滝の下の岩肌は良い感じです。

 

瀬戸大滝

実は瀬戸大滝は昭和30年代後半ごろに設置された人工の滝です。しかし、紅葉すればけっこうな風情で、良いところに作ったなあと思います。

 

マス釣り場

大滝のそばにあるマス釣り場です。マス釣りをして釣れたマスの重量でお金を払います。その場で調理して貰って食事をするか、持ち帰ります。マスはすぐに釣れますので、子供達は大喜びです。が、いい気になって釣っていると、、、お金が。。。

しかし、マスも釣りたては美味しいですよ。

瀬戸大滝上流

マス釣り場からさらに上流を写しています。この先には砂防ダムがあり、小さなダム湖があります。訪れた日は道路が通行止めになっていましたので、撮影は断念しましたが、いずれ行ってみたいと思います。

渓流と園地

渓流の反対側の道を園地に向かって帰ります。

砂防ダム

あちらこちらに小さな砂防ダムがありますが、水の落ち口が少し深くなっており、夏は水遊びの子供達の歓声が満ちています。

 

林道鳥原線

川の反対側を帰っています。岩巣山には戻らず、まっすぐに園地に向かいます。舗装されていますのでオフシーズンは車で通ることが出来ます。

バンガロー村

岩屋堂バンガロー村です。デイキャンプ専用で宿泊は不可です。この道の先もハイキングコースになっていますし、水遊びも出来ます。

 

砂防ダム

バンガロー村の近くの砂防ダムです。崩れ方が良い感じです。柵があるのは子供の水遊び場になっているので、近づけないようにですね。

 

紅橋

紅橋です。赤い橋は行楽地のどこにでもありますが、やはり感じが良いですね。今は紅葉シーズン直前ですが、紅葉すると綺麗でしょうね。

 

??

むむ、意味不明な物体が浮かんでいました。人が中に入れるようになっています。なんとなく子供の遊戯用みたいです。夏場に活躍した名残でしょうか。

園地

園地

川の畔の園地です。少し紅葉が始まっています。ベンチ、小さな池、トイレ、川の反対側には売店などがあります。お弁当などを広げたら最高ですね。

天然プール

園地のほとりにある川をせき止めた天然プールです。オフシーズンで枯れ葉なども浮いていますが、夏は子供達で賑わっています。魚のつかみ取りなどのイベントも行われています。水深は膝ぐらいで、上流側に行くほど浅くなっているようです。

園地

反対側から、園地と天然プールを写しています。夏の水遊び、桜の観賞、紅葉シーズンの散策で、岩屋堂公園で1番賑わうところです。

岩屋堂公園観光案内

岩屋堂公園は都市近郊のオールマイティ観光地です。渓流、滝、水遊び、花見、紅葉狩り、バーベキュー、山登り、参拝などがコンパクトにまとまっている行楽の箱庭です。老若男女、家族連れ、グループ、デート、ひとり散策旅など。

※夏と紅葉シーズンは交通規制が行われます。無料駐車場は100台ほど、有料駐車場は100台ほど、7月8月11月のみ有料、また17時以降は無料(執筆時現在)

愛知県瀬戸市岩屋町 → 地図

桜の観賞:4月上旬

蛍の観賞:6月中旬~下旬

天然プール(7月中旬~8月下旬)

こども魚すくい大会(8月)

もみじまつり(11月上旬~12月上旬)※ライトアップは、11月中旬~下旬ごろの5:30PM~9:00PM

岩屋堂バンガロー村の利用(4月~9月)

※バンガロー村は要予約。瀬戸市まるっとミュージアム・観光協会 TEL(0561)85-2730
(バンガロー村以外の火気使用は禁止)

宿泊は → 角甚(岩屋堂)、もしくは應夢亭新瀬戸ステーションホテル瀬戸パークホテルビジネスホテル九番館