大涌谷(おおわくだに)は、箱根火山の斜面に広がる崩落地域で、噴煙の上がり方は箱根火山では最大の場所です。
以前は噴煙地を散策出来たのですが、訪れた時は最近の火山活動の活発化により、大涌谷園地のみの立ち入り許可になっていました。
大涌谷の駐車場に近づくにつれ、だんだんと噴煙が見えてきます。
行楽シーズンは駐車場に入る車の行列が出来ますので、1時間以上掛かる場合もありますので、ご注意下さい。
大涌谷はロープウェイで行く方法もあります。(箱根ロープウエイです)
大涌谷園地
大涌谷園地には、駐車場、売店、ロープウェイ大涌谷駅、箱根ジオミュージアムなどがあります。
火山活動の活発化により、散策路には入れませんでしたので、園地からの写真を紹介します。
園地からだけでも噴煙のすごさが分かりますね。
園地からの場合はおそらく大丈夫ですが、立ち入り禁止が解けていた場合は、火山性ガスに気を付けて散策してください(異常な刺激を感じた場合は退去)。
また、大涌谷は標高1,040mですので、風が強く寒さがきついときがありますので、何か羽織るものを持参することをおすすめします。
箱根ジオミュージアム
くろたまご館の1階(斜面上に建っているので見方によっては地下1階)に箱根ジオミュージアムがあります。
インフォメーションゾーンは無料、GEOホールは有料ですが、無料開放してる時もあります。
ホールの床全体に、大涌谷のジオラマがあります。ほんの少しだけ空中散歩の感じですね。
箱根火山の立体模型です。外輪山の様子や芦ノ湖の位置関係がよく分かります。
その他、火山岩の展示や歴史の紹介などがありますが、入場料300円の価値があるかどうかは微妙で、ジオラマが面白いと思えるかどうかですね。
大涌谷延命地蔵尊
噴煙地手前の少し小高い場所(駐車場に近い方面)に大涌谷延命地蔵があります。
近くに縁起を書いた石盤があります。
千百年ぐらい前に、弘法大師がこの地獄のような風景に心を痛めて、地蔵菩薩を刻んで祈願したと書いてあります。地獄で苦しむ咎人の救済願ってのことと言う事です。
以来、延命子育て地蔵として知られているそうです。
この隣に神泉の湯と言う涌湯があります。
手を清めるお湯で飲めませんと書いてありますけど、飲んでしまっている人もいました。
神泉の湯はこの清め湯がけの地蔵尊にかけて、お願いをするのだそうです。
くろたまご
さて、この大涌谷の名物と言えば、なんと言っても、黒たまごです。
大涌谷の温泉池で生卵を茹でると、温泉の鉄分と硫化水素が反応して硫化鉄になります。この硫化鉄の色が黒ですので、黒い茹で玉子が出来上がります。
これが大涌谷の名物の黒たまごです。五個入りで500円で売っていました。
ゆで卵が1つ100円と言うのは、高いのか安いのか分かりませんが、そんなものだと思います。
黒たまごも殻を剥けば普通の色です。味は、美味しいと言う気がなんとなくしますが、まあ、ほぼ普通のゆで卵の味ですね。
うまみ成分が多いという話もありますが、そんな気もするようなしないような、でも、ほかほかで噴煙を見ながら食べると、格別美味しいと思いますよ。
玉子五個に一袋づつ塩が付いてきますが、これが硫黄の香りがする塩で、実際のところ、これがより美味しさと気分を盛り上げます。
この黒たまごをお昼ご飯代わりにしてしまいました。
ちなみに玉子はコレステロールが多いので食べ過ぎないようにと過去の栄養摂取基準でされていましたが、2015年基準から問題なしと言う事に成っています。
大涌谷観光案内
〒250-0631
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原 → 地図
TEL:0460-85-7410(箱根町観光課)
箱根町観光協会箱根町総合観光案内所 → HP
TEL:0460-85-5700
FAX:0460-85-5721
神奈川県の大涌谷情報 → HP
大涌谷駐車場
足柄下郡箱根町仙石原1251-1
事務所TEL: 0460-84-5610
普通車一回520円(午前9時00分~午後4時00分)
大涌谷インフォメーションセンター
TEL 0460-84-5201
箱根ロープウエイ → HP
平日、TEL:0465-32-2205 (9:00~17:00)
土・日・祝日、TEL:0460-84-8439 (9:00~17:00)
運行は1分間隔(不定期運休日有り、要確認)
運転時間は季節に寄る
駐車場は各駅に無料あり
宿泊案内
宿泊は → 箱根の宿へ
おすすめは、
仙石原温泉 ホテルグリーンプラザ箱根(お風呂から富士山がよく見えました)
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