約1万6,000年前から、3000年前ぐらいまでの縄文時代を、漠然と原始人の時代と思っている方もいるかも知れません。
ところが最近では、非常に高度な文明を持った時代とも考えられることが増えてきています。
それは最近になって、水田や巨大な集落や三階建ての巨大建築物跡などの様々な遺跡が発見されてきたからです。
「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、2021年、世界遺産にも登録されています。
世界の古代史研究の一説によれば、地球最古の文明と見なす意見もあります。
約5000年前の金山巨石群も縄文時代の高度な文明を示す一つだとも言えます。また、最初に本格的な考古学調査が行われた巨石遺跡です。
岩屋岩蔭遺跡巨石群、線刻石のある巨石群、東の山巨石群の3つの巨石群を金山巨石群と言います。岩屋岩蔭遺跡巨石群と線刻石のある巨石群は隣接しています。
縄文人の優れた天文学知識により、太陽などの観測基地と成っていて、高度な太陽暦を作っていたことが推定されるようです。
うるう年の測定誤差は現在のグレゴリオ暦より優れていた、もしくは同レベルであることが明らかになっていると言う事です。。
金山巨石群は、地磁気測定などにより、どこからか巨石が運ばれて、配置されたことがほぼ分かっています。
この精密な配置、石の刻みや切り掛けなどによって、夏至・冬至・春分・秋分の特定、うるう年の特定などが出来るようです。
すべて偶然出来たとする意見もあるようですが、これだけの偶然が重なると考えるのは確率論的に存在し得ない事を言う非科学論でしょう。
ただし、私は天文や暦の知識は付け刃ぐらいしかありませんので、詳しくは関係資料等をご覧下さい。→ 金山巨石群のパンフレット
駐車場は、遺跡前の道路に縦列で約10台あります。また、道を少し降りたテニスコートのところに、10台ほど駐められます。
谷川が流れています。
岩屋岩蔭遺跡巨石群
概略の案内図です。
遺跡には神社があります。岩屋神社(妙見神社)。
遺跡は平成に入ってから発見発掘されています。
発見されたときには神社跡があったそうです。明治時代以前は、妙見神社と呼ばれていた神社で、妙見とは妙見菩薩のことで、北斗七星を神格化したものです。
この付近では縄文土器などが多数発見されています。
あまり考えずに写真を撮っていましたので、巨石の写真の撮影構図と説明図表が合ってない場合もあります。
左と右にも祠があります。こちらは左。
こちらは右の祠。
線刻石のある巨石群
R石、S石は、離れた場所の東の山巨石群の石です。
太陽カレンダーシュミレーター
金山巨石群の観光案内
金山巨石群 → webサイト
〒509-1603
岐阜県下呂市金山町岩瀬
問合せ先
金山巨石群リサーチセンター(調査資料室)
〒509-1622
岐阜県下呂市金山町金山 2142-4
TEL:0576-20-4118
FAX.:0576-34-0073
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