岐阜県関市に通称モネの池と呼ばれるところがあります。または名も無き池とも表記されます。
実際に名称も無い、小さな神社にある、ただの池です。
しかし、この池はモネの池と呼ばれ、2015年頃から紹介され、全国的に有名です。平日でも多くの人がカメラを片手に訪れます。
まさに知る人ぞ知る、小さな小さな、ただの池だけの一大観光地です。
クロード・モネは印象派を代表するフランスの画家です。
このモネの絵画の世界がそのまま現実になった美しい池がここにあり、誰もが自然にモネの池と呼ぶようになったと言うことです。
さあ、行ってみましょう。モネの池は、一度は行ってみることをお奨めします。
美しいモネの池
モネの池は湧き水100%です。そして、微生物が非常に少ないので、透明度が高く、しかもモネの世界そのままを写したような池です。
※ただし、湧き水のため、水が入れ替わらず、大雨後2日間ぐらいは水が濁ってしまいますので、それを避けて訪れてください。
睡蓮の咲く、5月~10月ぐらい、特に6月中旬~7月中旬がお奨めだそうですが、一年中、それぞれに美しい池です。
場所は、岐阜県関市の国道256を北上して行けば、すぐ分かると思います。カーナビに住所を登録する場合は、このページ末を参照のこと。
駐車場は数カ所の無料駐車場があり、車で行きやすいところだと思います。
この看板の所にある無料駐車場が一番近いと思われます。混んでいると思いますが、直ぐ帰る方もいますので、少し待てば空きますよ。
この看板には名もなき池と書いてあります。
しかし、大きな看板に大きく書いてある名もなき池って、それはもう、名もなきじゃないですよね。
ちなみに地元の方は、根道神社の池と呼んでいるそうです。
こちらは、駐車場の近くの橋の上から、板取川を見たところです(池へは橋は渡りません)。板取川もすてきなところです。
池は根道神社の下と言いますか、境内ですので、道を渡って神社の方へ向かいます。
モネの池の根道神社
神社の駐車場がありますが、どうやら車椅子専用になっているようです。
観光客が押し寄せて、神社の駐車場は車椅子専用になり、純粋な参拝者も使えなくなった感じですね。
おそらくこの辺り一帯の氏神様と思いますが、神様もビックリではないでしょうか。参拝者が増えて、神社的には良かったのかも知れませんね。
この鳥居の横にモネの池があります。神社の本殿へは、この先の階段を上ります。
この根道神社は、根道大神(ねみちおおかみ)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)、大山祇神(おおやまつみのかみ)、金山比古神(かなやまひこのかみ)の四柱を祀っているようです。
根道大神はよく分かりませんが、大山祇神は山の神様のようですし、金山比古神と書いてありましたが、金山毘古神ことと思われ、鉱山の神様です。
伊弉冉尊(いざなみのみこと)は、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と共に、日本や世界を作った神様で、女性神ですね。
やがて黄泉の国に下り、伊弉諾尊とは絶縁し、黄泉の主祭神になります。
黄泉の国は地面の下と思われ、山や鉱山などの神様などもお祀りしてあり、どうも土や地面の下や山などを祀った神社みたいな感じです。
この辺りは古き時代に鉱山などがあったのでしょうか。単に山をお祀りしているようには思えません。鉱山だとしますと、剣の鉄か、銅ですね。
根道大神と言うのは、根っこの道で、根のように張り巡らされた鉱山の坑道の神様のことではないのでしょうか。
根道大神は調べても不明な神様ですので、適当に書いているだけなので違っているかも知れません。
さて、実際には帰り際にお詣りしましたが、境内を先に紹介します。
モネの池のお陰で参拝者が絶えません。石造りの鳥居と言い、こういう村社としては大きめでしょうか。
創建は不明ながら、古い神社ですね。
こちらが神社から見下ろしたモネの池です。
小さな池です。しかし、見学者が絶えません。ちなみに平日です。
モネの池(名もなき池)
これがモネの池です。今は秋ですので、睡蓮の花はありませんが、モネの睡蓮の絵画群を彷彿とさせますね。
小さな橋が架かっていますが、モネの世界そのままです。
こちらがモネの絵画です。
ちょっと形は違いますが、まあ、それっぽい所に橋がありますね。この橋はモネの絵画に何度か登場しますね。
ついでにモネの睡蓮の絵画の紹介です。モネの後期の作品には睡蓮が多く書かれています。
モネの絵画の出典は、パブリックドメイン 世界の絵画より。
他の写真をかいつまんで載せておきます。クリックして拡大が出来ます。拡大中は、マウスのダイアル等で次の写真に進みます。または写真の左右のクリックで移動します。
モネの池には錦鯉が泳いでいますが、頭にハートのマークのある錦鯉がいるようです。
ちょっと有名だそうですが、見つけたらどうこう言うジンクスは聞きませんでした。
そのうち誰かが、恋が叶うとか言い出すのでしょうか。鯉(恋)とハートですからね。
ここはモネの池のすぐ隣にあるフラワーパーク板取と言う、園芸店の温室です。
今は秋なので、鉢植えや花がそろっていませんが、大きめの園芸店です。
このフラワーパークを経営される方が睡蓮などを植え、モネの池の景観を作る手助けをしたそうですが、狙って行った訳ではなく、偶然の産物と言う事です。
ここを目印にしてモネの池へ来られても良いでしょう。
板取川温泉
このモネの池から、10キロぐらいの所に、板取川温泉という、日帰り温泉施設がありますので、行ってみました。
ここが関市板取川温泉 バーデェハウスです。
一帯がレジャー施設として整えられており、オートキャンプ場などもあります。
機会があればまた紹介しますが、今回は温泉の入浴のみです。
温泉は、内湯と露天風呂の源泉が違うそうですが、どちらも同じ炭酸水素塩・塩化物温泉で、ぬるぬる系の温泉ですね。
こちらは露天風呂の入り口近辺です。
露天風呂の全景です。大きく分けて、三つの露天風呂があります。
良い温泉ですね。またこの温泉に入りに、そして、モネの池を見に来たいと思います。
観光案内
モネの池
問合せは、岐阜県観光連盟へ → webサイト
TEL:058-275-1480
モネの池の行き方。
国道256を目指してください。
美濃IC → 右折して国道156号線 → 美濃橋を渡り右折して県道81号線 → 国道256号線(あじさい街道)を北進 → 関市板取白谷
〒501-2901
岐阜県関市板取白谷 → 地図
近い場所の住所表記↓
〒501-2901
岐阜県関市板取396
(カーナビ入力はこちらがよいそうです)
又は、岐阜県関市板取下根道上448番地
もしくは、隣のフラワーパーク板取↓
〒501-2901
岐阜県関市板取440番地1
TEL:0581-57-9021
または、
座標入力が出来る場合は、35°39’04.3″N 136°49’12.9″E
このモネの池はメジャーになりつつありますが、小さな穴場の池がお好きな方は、愛知の山間の根池も訪れてみては如何でしょうか。
板取川温泉
〒501-2901
岐阜県関市板 取4175−9 → 地図
TEL:0581-57-2822
FAX:0581-57-2785
宿泊
宿泊は、関市・郡上八幡・美濃近辺の宿へ、
モネの池や板取川温泉に最も近い宿は、料理旅館いずみ荘と、神明温泉いろりの宿 湯元すぎ嶋
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