古殿地

猿田彦神社は、猿田彦大神を祀ります。神話に登場する猿田彦は謎の多い神様です。

古事記では神々しい神様として描かれますが、日本書紀では怪しさ満点です。
7尺、つまり二メートルの大男で、鼻が異様に長く( 1.2メートル)、口と尻が光り、目もまん丸で赤く光っていると形容されます。

普通、このような異様な説明をされる神様はいません。しかも、天孫降臨の時に突然に現れます。
天孫降臨とは、天の高天原から地上の豊葦原水穂国(とよあしはらのみずほのくに)に神様が下りてくることを言います。

つまり、天降りしてきたら、怪しいものがいたということです。
神様ご一行でもビックリしますよね。

それからも、色々あるのですが、天照大御神以前の太陽神で、天孫降臨を天之八衢(あめのやちまた)で出迎えて案内をした神様と言う事になっています。
天之八衢とはいくつもの分かれ道がある所です。
ですから、導き、道開きの神様とされます。また交通の神様ともされます。

その時にまず対峙した天宇受売命(あめのうずめ)と、その時の縁で結婚しますので、縁結びの神様ともされています。
天宇受売命は天照大御神が天岩戸に隠れたときに、裸踊りを踊って、岩戸を開けさせる切っ掛けを作った神様ですので、芸能の神様とされます。
また、この結婚で猿女君(さるめのきみ)と言う名を貰います。

非常に不謹慎ながら、俗物が普通に考えると、天から下りてきたら、すでに強大な神様がいた、一見協力的だが異様な風体で信用出来ないので、天宇受売命に手なずけさせて、その功績で猿女君の名を授けたとなりますね。

と言う事なら、芸能の神、天宇受売命は、誰も成し得ぬ事をして、二度も危機を救ったわけです。

猿田彦神社

猿田彦神社

猿田彦神社、正殿です。
それほど大きな神社ではありませんが、伊勢参りの時は、まずここにお詣りして旅の安全を祈るとも言われる事もあります。
道開きの神様で、これからの展望を得るために訪れる人が多いです。

猿田彦神社

猿田彦大神と祀る総本宮は、椿大神社と言われますが、内宮にも近いこともあり、こちらではないかと言う説があります。
「倭姫命世記」による猿田彦の直系の子孫の宇治土公家が代々宮司を務めているのがこの猿田彦神社です。

猿田彦神社

婚礼の参拝がありました。それとも神前結婚式なのでしょうか。
いずれにしても、縁結びの神様ということなのでしょう。

古殿地

古殿地です。八角形の方位石があります。
しめ縄も無く、猿田彦神社では、特に触れることなどを禁止していないようです。

猿田彦神社

子宝池ということです。

佐瑠女神社

佐瑠女神社

佐瑠女神社です。
奧さんにあたる天宇受売命(あめのうずめ)を祀っています。芸能の神様で、芸能、スポーツ関係の方の参拝が多いそうです。

さるめ神社

由緒書きです。

猿田彦神社参拝案内

猿田彦神社 → WEBサイト
〒516-0026
三重県伊勢市宇治浦田2-1-10
TEL 0596-22-2554(代表)

おはらい車専用駐車場は無料
一般の第二駐車場は30分無料

宿泊

伊勢参りと共に参拝されるとよろしいと思います。
宿泊は伊勢神宮と同じです。

伊勢・二見の宿へ
お奨めは、鳥羽観光と組み合わせて、鳥羽の宿へ、または、志摩や賢島まで足を伸ばして、志摩・賢島の宿へ。

伊勢市内でお奨めなら、伊勢外宮参道 伊勢神泉上質の美味とおもてなし。オーシャンビューの宿 旅荘 海の蝶伊勢の宿 紅葉軒、少しお高いですが、AUBERGE YUSURA(ゆすら)など。
以前、かんぽの宿だった 伊勢かぐらばリゾート 千の杜もリ設備の割には、リーズナブルでよろしいかも知れません。

じゃらんの方は、こちら