乗鞍岳は、北アルプスの飛騨山脈南部に位置していて、長野県松本市と岐阜県高山市にまたがっています。
標高3,026メートルの剣ヶ峰を主峰とする山々が乗鞍で、 23の峰と7つの湖、8の平原からなっている山岳地帯です。
乗鞍岳の名は、高山市側から見ると、馬の背に鞍を乗せたように見えることから来ているようです。
乗鞍岳
乗鞍スカイラインは、高山市の平湯峠から、乗鞍岳畳平までを結ぶ14.4キロメートルの観光道路で、長野県側の乗鞍エコーラインと合わせると、日本でも指折りの山岳道路です。
昔は普通に通れたのですが、2003年から、乗鞍岳の貴重な自然を保護するために、終日マイカー規制が行われており、現在でもバスまたはタクシー以外の一般車両の通行はできません。
ちなみに乗鞍の畳平バスターミナルは、標高2702メートルの地点で、日本一高い所にあるバスターミナルです。
そして、畳平バスターミナルに行くには、2つのルートがあります。
- 長野県側の乗鞍高原観光センターから出発する、乗鞍エコーライン(長野県道84号乗鞍岳線)
- 岐阜県側の平湯温泉からほおのき平を経由して出発する、乗鞍スカイラインルート
どちらが良いと言うことはありませんので、時刻表や行程から決められるとよろしいでしょう。
ほおのき平
今回、ほおのき平から出発することにしました。
ほおのき平の無料駐車場から、濃飛バスの乗鞍畳平バスセンター行きが出ます。
ここがほおのき平の無料駐車場です。
先ほどの写真の反対側に、バス乗り場があります。
中にはキップ売り場、軽食、おみやげ屋さんが入っています。
バス乗り場です。
ちょっと時間待ちしましたが、さて、出発です。
乗鞍スカイライン
始めのうちは、こんな感じの道路です。
ほどなく、乗鞍スカイラインの通行止め地点を過ぎますと、山岳道路に入っていきます。
畳平バスターミナル
あっという間に、畳平バスターミナルに到着です。
と言っても、1時間弱掛かりますが、気持の上ではあっという間ですね。
乗鞍岳畳平
乗鞍本宮中之社です。
山岳地帯にしては大きな神社ですね。バスターミナルがあるからですね。
高山植物のお花畑です。
まだ咲いていないみたいですし、雪で道が繋がっていませんでした。
魔王岳
主峰の剣ヶ峰に登るのは、ちょっと体力的な面と装備で無理なのですが、魔王岳の登山を決行することにしました。
あはは、山頂まで15分です。
だいぶ登って来ました。結構急激な登り道です。
意外にしんどいんじゃ。。。
振り返ると、こんな感じ。
先を見ると、、、野原の15分とは厚みが違いますよね。
なんとか、なりましたよ。
2761メートル。畳平が2702メートルですから、59メートル登った訳です。
でも、これだけでも景色が違います。
鶴ヶ池です。鶴の形だからということですね。う~ん。
実は魔王岳から見て、スカイラインの反対側、恵比寿岳と魔王岳に挟まれたすり鉢状の窪地に、亀が池もあります。
神秘的な池です。
魔王岳から降りて、行けるところまで行ってみました。
亀の甲羅の模様のようなものが見えるので、亀が池だそうです。ここでは分からないですね。
この池は実は火口跡だそうです。
畳平には、高山植物のお花畑がありますので楽しみにしていましたが、道が雪で埋まっていたのは残念でした。
しかし、魔王岳に登れたこと、エメラルドグリーンの神秘的な亀が池を見られたことで満足です。
案内図です。
畳平駐車場ではなく、鶴ヶ池駐車場というのですね。
乗鞍スカイライン観光案内
乗鞍スカイライン(平湯温泉→ほおのき平→乗鞍畳平)
乗鞍スカイライン → WEBサイト
スカイラインバス時刻表 → 乗鞍路線バス案内
ほおのき平バスターミナル → 地図
〒506-2252 岐阜県高山市 丹生川町久手465
TEL:0577-79-2022(シャトルバス運行期間中のみ)
(車の方はほおのき平が便利です。)
平湯温泉バスターミナル → 地図
〒506-1433 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯628
TEL:0578-89-2351
(平湯温泉に宿泊される方はこちらが便利)
問合せ先
濃飛バス → WEBサイト
乗鞍エコーライン(乗鞍高原→乗鞍畳平)
乗鞍高原観光センター → WEBサイト → 地図
〒390-1513 長野県松本市安曇鈴蘭4306−6
問合せ先 → シャトルバス案内
アルピコ交通株式会社 新島々営業所 → WEBサイト
〒390-1401長野県松本市波田3050-1
TEL:0263-92-2511
乗鞍岳畳平バスターミナル → WEBサイト
〒506-2254 岐阜県高山市丹生川町岩井谷1223
TEL:090-3483-3192(現地携帯)
FAX:0577-78-1834(本社事務所)
タクシー利用の場合は、片道7000円ほど。
タクシーで来て、帰りをバスにするなどの手段も取れます。
(畳平で待たせる場合は時間待ち料金が発生します。)
宿泊
岐阜県側なら、奥飛騨温泉郷の宿をお奨めします。平湯温泉ならバスも始発です。または、奥飛騨・穂高の宿、あるいは、高山・飛騨の宿へ。
長野県側なら、乗鞍観光センター近くの、乗鞍高原温泉の宿をお奨めします。近くからバスが出ます。又は、乗鞍・上高地・白骨温泉へ。
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