東海地方最大の鍾乳洞に竜ヶ岩洞(りゅうがしどう)があります。
竜ヶ石山の2億5千万年前に生成された秩父古生層にあり、総延長1046mのうち、400mが一般公開されています。
元々は1930年に発見された短い鍾乳洞があり、塩崎平之助名古屋大学教授の学術調査を経て、1981年に掘削作業を進めていた地主の戸田貞雄氏の理解を得た二人の洞窟愛好家が、人の通れなかった穴を掘り進み、新しい大きな鍾乳洞を発見しました。
その後、戸田貞雄氏により、洞窟内が掘削整備され、観光開発が成されました。1983年に観光施設としてオープンしたそうです。
竜ヶ岩洞観光
さて、プチ地底探検に行って来ましょう。
岩石園
竜ヶ岩洞の前の園地にある岩石園です。
マグマと生成される岩石でしょうか。火成岩の展示ですね。
こちらは堆積岩です。知らない名前の石がたくさんあって、へえ~状態です。
鐘の鳴る樹だそうです。むむ。
よく考えると、金のなる木じゃないんですよね。鐘の鳴るって普通じゃん。
気がつかず、思いっきり、鳴らしてしまいました。まあ、それはそれでよいのですけどね。
この岩石園の一番上に岩穴があります。
お地蔵様が、お祀りされています。
家内安全と、合格祈願ということです。
地蔵菩薩は地面の下から福音をもたらす菩薩ですので、竜ヶ岩洞に相応しいかも知れませんね。
ようきた洞
何やら、面白そうなところがありました。竜のすみかだそうです。
天然冷風浴と、足水施設って、なんでしょう。
おまけに日本初とか、日本一とか書いてありますよ。
ちなみに利用は、4月~10月。入場無料。タオルは100円だそうです。
ベンチがあって、水があります。
どうも鍾乳洞にどこかで繋がっている洞窟みたいです。冷水が流れてきて、冷風が吹いてきます。
鍾乳洞の冷水は、カルシウムイオンたっぷりで、14度~17度。洞内から流れてくる天然冷風は、マイナスイオンたっぷりで、18度と言う事です。
ベンチに座って冷水に足を付けて、マイナスイオンをたっぷり補給しましょう、冷えましょうと言う、足湯の反対みたいな感じの施設みたいです。夏向きですね。
ベンチの下には綺麗で写真では何もないようにも見えますが、柵を越えて水が来ています。
以前、このような施設はなかったはずなので、鍾乳洞まで掘り進んで作ったのでしょう。面白いアイデアですね。
石灰岩の山肌と園地
銅像がありますが、鍾乳洞発見と観光開発に尽力した戸田貞雄氏の像です。
その他にお食事処と色々な売店などがあります。
「静岡県のバスガイドさんが選ぶ、アイスクリームNo.1」に選ばれたマテリアのアイスクリームもありますよ。
実は今回、訪れたのは二回目なのですが、以前(30年ぐらい前)は、小さな売店が1つだけで、何もありませんでした。
賑やかになったものです。
今では年間60万人が訪れる観光地になっているそうです。
左が鍾乳洞の入り口で、右にある建物が出口です。
出口は建物に包まれていて、洞窟史料館と、竜ヶ岩洞の天然水「天恵の泉」や鉱物なども販売している売店があります。数十万円や二百万円を超える水晶などもありました。
竜ヶ岩洞探検
さて、地下探検です。
と、いきなり、フルーツコウモリのお出迎えです。この子達、なんでしょう。
日本の鍾乳洞にはコウモリはいても、フルーツコウモリはいませんよね。
フルーツコウモリは別名、食用コウモリですが、まさか。。。。まあ、気にしないで行きましょう。
竜ヶ岩洞の案内図です。
けっこう、長いですよ。洞内は18度で、看板に印刷してありましたので、一年中同じだと思われます。
ざっと紹介して行きます。
洞内は照明はありますが、薄暗く、ピントのずれた写真もありますので、ご了承下さいね。
もうすこしで出口です。
まだ、多くの写真と、見どころがありますが、後は行ってご覧になることをお奨めします。
水の透明度が素晴らしく、目視でも水が存在しないようにしか見えない、あるいは底が見えているのか、天井を移しているのかが判然としない泉も多くありました。
また、鍾乳洞内は人が少し余裕を持って通れるぐらいで、人が少なければ、探検気分が味わえます。
洞窟史料館
竜ヶ岩洞観光案内
竜ヶ岩洞管理事務所 → WEBサイト もしくはこちら
〒431-2221
浜松市北区引佐町田畑193
TEL.053-543-0108
FAX.053-543-0573
駐車場:無料500台
年中無休 9:00~17:00
入場料:大人・高校生1,000円、小・中学生600円 (要確認のこと)
宿泊案内
お奨めは、浜名湖かんざんじ温泉 浜名湖グランドホテルさざなみ館、浜名湖かんざんじ温泉 ホテル 九重、ホテル ウェルシーズン浜名湖、アクアペンション クッチェッタ、浜名湖かんざんじ温泉 山水館欣龍、海鮮の宿 松島館、スーパーホテル浜松 天然温泉「浜松出世の湯」など。
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