箱根神社は、芦ノ湖のほとりにある神社で、関東でも有数のパワースポットとも言われます。本宮は箱根山の中央火口丘の駒ヶ岳山頂にあります。
かつては箱根権現、三所大権現(僧、俗、女の三体の神を祀った箱根三所権現)と言われ、箱根山の山岳信仰の神社でした。
その芦ノ湖湖畔の箱根神社の中に、九頭龍神社の新宮があります。
九頭龍神社は、万巻上人が芦ノ湖にいた九頭龍(9つの頭を持つ毒龍)を法力によって調伏して祀ったものです。境内に涌く霊水が有名です。
本宮は少し離れた芦ノ湖湖畔にありますが、かなり歩く、又は月に1便の船でいくしかなく、霊水の涌くこの新宮にお詣りすることが一般的です。
本来は、箱根神社、山上の本宮、九頭龍神社の新宮、本宮の4カ所をお詣りすることが理想ですが、まずは訪れやすい箱根神社と九頭龍神社の新宮の簡単な紹介をします。
※後日、機会を作って訪れて、詳しく紹介をしたいと思います。
箱根神社
箱根神社の参道です。うっそうとした杉の古木に囲まれています。
箱根神社と言えば、芦ノ湖の水上にも鳥居がありますが、うっかりとして、写真に撮ることを忘れました。次回訪れた時に掲載したいと思います。
箱根神社の本殿です。平日でも多くの参拝者や観光客が訪れています。
境内の社務所です。
安産杉
箱根神社の安産杉です。妊娠中の方が安産を祈って訪れているそうです。
立て札が見えますが、写真の写りが悪く読みにくいので、この立て札の文章を読みやすいように紹介します。
この大杉は、古代山岳信仰の名残りをとどめる幸運の栄木です。遠い神代の高高天原から光臨された皇孫瓊瓊杵尊が、この地上で初めて出会った容色婉女な木花咲耶姫命(富士山の神様)と結婚して、日継の皇子彦火火出見尊が誕生されたという神話に由来します。
箱根神社はこの皇祖三神をおまつりしていますが、この木は古代祭祀の象徴たる神籬として崇めてきたものです。これがいつの頃よりか里人は、この大樹を健全な母胎の象徴とみなし、子孫繁栄を祈る子授け安産の杉と敬仰するようになりました。かつて鎌倉に幕府を興した源頼朝は、特に当神社を崇敬しましたが、その御台所政子の安産を祈願して實朝(三代将軍)が無事誕生しました。爾来武家庶民の間にもこの風習が広く行れるようになったといわれます。
と、言う事です(だいたい立て札のままのはず(旧仮名遣いを直したところがあります)ですが一部間違っているかも知れませんので、詳しくはクリックで写真を拡大して見て下さい)。
この安産杉には、こんなくぼみがあります。いかにも胎内って感じですね。
恵比寿社
宝物殿
九頭龍神社新宮
箱根神社の境内には九頭龍神社の新宮が祀られていますが、訪れた時には、拝殿の修理中でした。本年、2016年末に完了ということです。
ただし、九頭龍神社の霊水は汲めました。
この霊水は好きな容器で持って帰れます。専用のペットボトルも販売されています。
九頭龍神社は恋愛成就と良く言われます。それもありますが、物事を実現する霊力があるとされ、相場運などを祈る方も参拝されます。
そして、この霊水をもって帰ると一段とご利益があるということです。
ペットボトルは、100円で社務所で販売されています。
空のペットボトルにしては高いと思われるかも知れませんが、専用に少数作って利益(賽銭)を乗せればそんなものだと思いますよ。
そのまま、お供えするにも最適です。
箱根神社と九頭龍神社の参拝案内
箱根神社と、九頭龍神社新宮
〒250-0522
神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1 → 地図 → HP
TEL:0460-83-7123 FAX:0460-83-6669
無料駐車場がありますが、混雑時には有料へ。
九頭龍神社本宮
〒250-0522
神奈川県足柄下郡箱根町元箱根 箱根九頭龍の森 → 地図
九頭龍神社の本宮へは、毎月13日の例祭に船が出ます。
それ以外の日は徒歩になります。
箱根プリンスホテルの横の林道を徒歩20~30分程度。駐車はホテルの駐車場千円へ。
もしくは箱根湖尻ターミナルから、徒歩30分強程度。駐車はターミナルの駐車場500円へ
箱根本宮
箱根駒ヶ岳ロープウエイでいけます。 → 地図
駒ヶ岳ロープウェー
〒250-0522
神奈川県足柄下郡箱根町元箱根139 → 地図 → HP
TEL:0460-83-1151(箱根園内)
宿泊案内
宿泊は他の箱根観光と共にされることをおすすめします。
宿泊は → 箱根の宿へ
おすすめは、
仙石原温泉 ホテルグリーンプラザ箱根(お風呂から富士山がよく見えました)
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