馬籠宿は全国でも珍しい坂道にある宿場町です。
坂道と言っても石畳のなだらかな道ですので、それほど歩くのは大変ではありません。駐車場は坂の下と上にいくつかあり、両方とも無料です。
現在では岐阜県になっていますが、過去は長野県に属していて、中山道六十九次、木曽11宿の内の1つの宿場町です。
馬籠峠に至る道中にある宿場町という感じです。この峠を越えると妻籠宿にたどり着きます。→ 近くの妻籠宿もご覧下さい。
歩いても行く方もいます(歩いて、3時間、車で15分程度)が、かなり大変なので、水車小屋や、島崎藤村の藤村記念館を見ながら坂を上り、宿場町が終わるあたりにある展望台で景色を見てから、下の駐車場に引き返すのが良いでしょう。
それでは馬籠宿を歩いてみましょう。
馬籠の入り口あたりです。10時から、16時まで車の通行が規制されています。少し急なところもありますが、大体このぐらいの坂道ですので、お子さん連れでも歩けます。
車屋坂です。馬籠の案内があります。
趣のある建物と石畳の坂道が続いています。
水車小屋があります。少し入ってみましょうか。
水路を流れてくる水で動いていますね。水車ですから、当たり前ですけど。
水力発電所でした。馬籠の街路灯などの電力を賄っているということです。
素敵なお土産屋や喫茶店などがあります。喫茶店といっても、栗おこわやおそばなどもありますね。
土蔵を利用したお店もあります。
何気なく消火桶などがあります。今でも現役なのでしょうか。いえいえ、下の大きな溜め桶は、側面が扉になっていて開くようです。多分ですが、あの中に消火器か、消火栓が備え付けられていると思いますね。うーん、心憎い演出です。
宿場町が終わるところに見晴台があります。恵那山がよく見えます。
恵那山です。標高2192m、中央アルプスの最南端、島崎藤村が毎日眺めていた山で、「夜明け前」で描かれています。
さて、このあたりで引き返して駐車場に戻りましょうか。ここから妻籠まで歩かれても、道は整備されていてそれほどきつい道ではありませんが、2~3時間ぐらい掛かります。(歩く方は観光シーズン中に行われる馬籠と妻籠の間の手荷物運搬1000円が便利です。宿場町中ほどの観光案内所に)
馬籠の宿泊ですが、文字通り馬籠宿の中にも旅館があります。しかし、直ぐ近くのホテル花更紗もチェックしてみてください。
中津川温泉(ナトリウム炭酸水素塩泉)の一軒宿で、クアリゾート湯舟沢(水着で入る13の機能風呂、温泉プール、レストランなど)に併設されていて、宿泊日当日、翌日の二日間のクアリゾートの利用料が無料になります。
中津川温泉は、旧国鉄の駅建設時に掘り当てた温泉ですが、湯舟沢という地名からみると、元々温泉が湧いていた川、地域のようです。
よい温泉です。ただし、クアリゾート湯舟沢で使われている温泉は加水されている感じで、ホテルのお風呂のお湯は源泉の感じですね。
お奨めは、木曽駒高原 森のホテル<長野県>、ホテル花更紗など。
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