白鳥庭園は、名古屋市の白鳥公園に付随する都市庭園です。都市公園内の庭園として東海地方最大の規模です。
1983年から年から1991年に掛けて整備されましたが、1989年に開催された世界デザイン博覧会に向けて整備が加速し、博覧会の日本庭園としていったん公開されました。その後、整備を続け正式公開になっています。
中央に大きな池があり、その周りを樹木、散策路が取り囲む「池泉回遊式」の庭園で、伊勢湾に見立てた池に注ぐ川を木曽川に、築山を御嶽山に見立てています。中央の池はコンピュータ制御で潮の満ち引きを作り、表情を変える水の物語がモチーフです。そして、汐入亭でその風景を眺めながら抹茶を楽しむことも出来るようになっています。また茶会が行われる清羽亭などがあります。
自然の時間の動きを愛でることを考えられていて、少し特異なそして、新しい庭園ですが、とても素敵な所だと思います。ゆったりと散策し、帰るころに別の顔を見せてくれます。また、非常に珍しい三つの音色を奏でる水琴窟もあります。
庭園内に入ったところです。灯籠は灯台を模しているようです。遠くにビルが見え、この場所は都会の中にあることを思い出させてくれますが、ここは別世界です。
汐入の庭と、汐入亭(右)です。潮の満ち引きを長めながら、抹茶や和菓子、ぜんざいなどを味わえます。コーヒーもあったと思います。橋は待合橋です。
庭園内の池です。池は水路(川の流れ)ですべて繋がっています。ここは何池か名称は忘れました。
築山を流れる川です。
築山の滝です。
もちろん自然の川でなく、ポンプで制御された川や滝です。古くからの日本庭園も素晴らしいですが、都市の中の日本庭園もありだと思います。日本庭園は自然を切り取って来て、調和するもの、ポンプで噴水を作り幾何学的な池を配置する西洋的な都市公園ばかりでは寂しすぎます。
歴史はありませんが、素晴らしい庭園だと思います。
白鳥庭園の見学
この庭園も大きなものですが、白鳥公園そのものはもっと大きく、この4倍ぐらいあり、歩いて行けるところに熱田公園、熱田神宮、七里の渡しなどがあります。都市の中でも一日中のんびり出来るでしょう。
紅葉の見頃は、例年、11月下旬~12月上旬ごろ。
〒456-0036
愛知県名古屋市熱田区熱田西町2−5
TEL 052-681-8928 → 地図
入場料
大人300円(中学生以下無料)
65才以上(名古屋市民のみ)100円
駐車場あり、普通車300円(一回)
開園時間
9時00分~17時00分 (入園:16時30分まで)
定休日
毎週月曜日(ただし月曜日が休日にあたる場合は直後の休日でない日)及び、年末年始(12月29日~1月3日)
ガイドツアーあり
毎週土曜日、9時30分~11時30分/13時30分~15時30分(受付時間:9時00分~17時00分)
英語ガイドツアーは要予約。
宿泊
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