古代東山道の最大の難所、神坂峠を越える旅人の苦難を見かねた、天台宗の祖、最澄(さいちょう)上人が建てた、無料の宿泊所「廣拯院」が、信濃比叡 廣拯院( 広拯院:しなのひえいこうじょういん)の始まりです。
その縁もあり、比叡山の名を貰い、信濃比叡と呼称する事を全国で唯一許されています。
また、本堂建立の折、1200年の灯「不滅の法灯」を分灯されていて、間近でのお参りも可能です。
廣拯院(広拯院)
立地は標高900mで、風光明媚な寺院です。
無料駐車場は、いくつもあります。
お奨めは、門前屋の所の駐車場です。参道入り口の表示がありますね。
ちなみにこの門前屋には、白蛇が飼われています。見学は自由です。
その道路を挟んで正面に「東山道・園原ビジターセンターはゝき木館」がありますので、その駐車場でもよろしいです。
案内図にもありますが、伝教大師最澄上人の像の前にも駐車場があります。
ここが一番近いですが、数が少なめなので、閑散期(普通の日の平日)以外は無理だと思われます。
境内
最澄上人の像の所から、登って行けます。
山門です。
本堂です。
手水場には、綺麗な花が浮かべられています。
本堂の天井には、天井画が描かれています。美術大学生らによって描かれた物です。
(本堂内部は、天井画のみ撮影可でした)「不滅の法灯」なども本堂にありますので、訪れて見られることをお奨めします。
如来堂(納骨堂)です。
宗旨宗派を問わず、永代納骨を受け付けているようです。
仏足石です。
「仏足石とはお釈迦様(ブッタ)の足跡を石に刻んだものです。この場所には断層が通っており、境内の中では特別に気の良い、気の集まる場所です。
参拝方法
① 靴を脱ぎ、上に乗る
② 大きく深呼吸を一回
③ 合掌の後、願いを込め自分の守り本尊のご真言を三回唱える
祈願 100円」
とのことです。
鐘楼です。
自由につけます。(8:30~17:00まで。連打禁止)
鐘楼台からの眺め。
吒枳尼天です。日本では稲荷とされます。
蛇紋岩(じゃもんがん)です。
宇賀神将の使者である白蛇の宿る岩とされます。白蛇の文様が浮き出ています。
六地地蔵です。六道の輪廻転生を意味しています。
(天道…日光地蔵、人道…除蓋障(じょがいしょう)地蔵、修羅道…持地(じじ)地蔵、畜生道…宝印地蔵、餓鬼道…宝珠地蔵、地獄道…檀陀(だんだ)地蔵。)
旅のだるま大師像
「照于一隅」の碑。最澄の言葉「照干一隅、此則国宝」から来ています。
それぞれが一つの隅を照らせば、それが国の宝と言う様な意味です。
信濃比叡 廣拯院の参拝案内
信濃比叡 廣拯院 → webサイト
〒395-0304
長野県下伊那郡阿智村智里3592−4
TEL:0265-44-2366
FAX:0265-44-2366
拝観料:無:10:00~16:30
閉堂日:毎週水曜日
駐車場:無料
東山道・園原ビジターセンターはゝき木館 → webサイト
〒395‐0304 長野県下伊那郡阿智村智里3604‐1
TEL:FAX:0265-44-2011
9:30~16:30 休館日:火曜(祝日の場合、翌日休)
信濃比叡 門前屋(園原観光) → webサイト
〒395-0304 長野県下伊那郡阿智村智里3614
TEL:FAX:0265-44-2258
10:00〜15:00 毎週水曜定休
宿泊案内
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