三方五湖(みかたごこ)は、名の通り5つの湖からなる景勝地です。淡水湖から、海水湖まで、また海水と淡水の混じり合った汽水湖もそれぞれに塩分濃度が違い、生物もまた湖の色も違い、色々な表情を見せてくれます。ラムサール条約指定湿地にもなっています。
そして、三方五湖のあたりから若狭湾に突き出た半島、常神(つねがみ)半島は、日本海の美しさと新鮮な海の幸で観光スポットになっています。
では周辺を散策してみましょう。
常神半島
常神半島の名前は常神社が由来とのことです。若狭湾国定公園の一部をなしていて、辺り一帯は海中公園になっています。天然記念物としてはソテツが有名です。
常神半島と御神島です。
御神島は周囲数㎞の無人島で海水浴場があるのみですが、エメラルドグリーンの海で泳ぐことが出来ますので、シーズンに来られた方は、ぜひ渡ることをお奨めします。シーズン中は各民宿などで無料で送迎されます。
常神半島の破風崎(展望スポット、駐車場あり)から見た常神半島です。
破風崎周辺の美しい日本海の海。
海中公園を散策するグラスボートは、5/1~10/31のみ運行、7,8月を除いて第2、第4水曜日定休になります。問い合わせは、常神海中公園観光 0770-47-1210
常神半島には、大きな旅館やホテルはありません。小さな漁師宿のような民宿や小規模な旅館だけです。しかし、魚介類の好きな方で、周辺を観光される場合は、新鮮な海の幸が格安に食べられる常神半島での宿泊をお奨めします。
常神半島の宿の例
三方五湖
三方五湖は、三方湖(みかたこ)、水月湖(すいげつこ)、菅湖(すがこ)、久々子湖(くぐしこ)、日向湖(ひるがこ)からなります。このうち、三方湖が淡水湖、日向湖が海水湖、他は海水と淡水の混じり合った汽水湖です。また、日向湖以外は富栄養湖で、水が淡麗だとは言えませんが、豊富な魚類が生息します。
そして、汽水湖もそれぞれに塩分濃度が違い、微妙に湖水の色が違う5つの湖が織りなす景観は見応えがあります。
三方五湖の観光は、遊覧船に乗る、または三方五湖レインボーラインを走るの2つになると思います。今日はレインボーラインを走り、山頂公園を散策してみましょう。
レインボーラインは、 梅丈岳山を上る有料道路です。梅丈岳山からは、常神半島の根元あたりで、山頂公園からは日本海側、三方五湖側の景色が同時に眺められます。またレインボーライン全体が特定非営利活動法人地域活性化支援センターによって、恋人の聖地に指定されています。
恋人の聖地とは、いわゆるデートスポットに最適な場所で、自然に囲まれた場所、夜景の綺麗な場所、記念になる場所という感じです。うーん、勝手にしてください。
レインボーラインの第一駐車場から、山頂公園を眺めています。リフトとケーブルカーが並行して走っています。どちらに乗っても同じ料金ですし、遊歩道を歩いても登れます。
こちらは、山頂公園から第一駐車場を眺めています。向こうに日本海が見えます。
梅丈岳山の山頂公園です。向こうに三方五湖が見えます。
恋人の聖地に相応しく、誓いの鍵です。鍵は近くの自販機で売っています。執筆時、誓いのカードと共に400円です。カードは誓いを書き、写真に写っているポストに入れるそうです。写真には一部しか写っていませんが、辺り一面、鍵ばかりです。
こんな感じですね。もちろん、恋人同士だけでなく、色々な誓いに使われるそうですよ。
こちらは和合神社です。右と左、両方から参拝できるようになっています。もう、なんというか、、、熱々で。
こちらは友好の鐘です。縄文の響き、幸福の鐘との説明があります。他にも色々なオブジェクトが沢山あります。メダカの村やカブトムシの館などもあり、家族連れなどで楽しめます。いやあ、よかったですね。えっ、何の話でしょうね?
山頂公園から三方五湖を眺めたところです。まるで箱庭のように見えます。
湖面の色の違いが分かるでしょうか。
反対側には、日本海が見えます。
三方五湖はそれぞれに湖面の色が違いますが、日本海との違いは際立っています。この対比を感じてみるのも面白いですね。
レインボーライン、山頂公園の問い合わせは、TEL0770-45-2678
ちなみに観光船レイククルーズのお問合せは、TEL0770(47)1127 FAX0770(47)1129。
観光船のモーニングクルーズ(観光船で朝食付クルーズ、予約必要)が出来る宿は、若狭みかた きらら温泉 水月花
その他の三方五湖の宿
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