渥美半島は愛知県にある半島で知多半島と対になっているような感じですが、南側は太平洋に面していて、荒々しい波が打ち寄せ、反対側は、三河湾に面して、穏やかな感じです。
豊かな自然があり、農業が盛んで、それは観光にも利用され、電照菊や菜の花畑、メロンやイチゴ狩りなどが有名ですね。
見どころとしては伊良湖岬、伊良湖岬灯台、恋路ヶ浜、日出の石門、島崎藤村の「椰子の実」の碑などが有名ですね。
観光としては、夏の海水浴、サーフィンなどが中心ですが、イチゴ狩り、メロン狩り、菜の花、電照菊と、一年中楽しめます。
さて、まだ寒い季節、渥美半島へぶらり旅です。もっとも常春半島という別名もあるそうで、気候は暖かく、雪も滅多にありません。
菜の花まつり
毎年1月から3月末まで菜の花まつりが開催されています。約1250万本、渥美半島中、菜の花が咲きまくっているのです。
NPO法人田原菜の花エコネットワークなどが中心になって、遊休農地を利用した、菜の花栽培、「菜の花エコプロジェクト」を行っていて、観光にも利用されています。
車でドライブしていれば、あちこちに壮大な菜の花畑を見つけることが出来ますが、一応、メイン会場のフラワーセンター跡地へ向かいます。
場所は、巻末の地図を参照して戴ければ分かりますが、太平洋側を伊良湖岬に向かって走っていれば、岬が近づいたぐらいの所にあり、すぐに分かります。
駐車場は無料です。入場ももちろん無料ですが、協力金のお願い募金箱があります。
大人ひとり100円と書いてあります。もちろん、ご協力ということですので、払わなくてもとがめられませんが、快く協力してくださいませ。この素晴らしい菜の花を見られるだけで充分元を取りまくりですよ。
※現在有料のようです。大人500円。
辺り一面、菜の花です。
いやあ、もう菜の花です。菜の花の迷路もありますが、普通に遊歩道を歩くだけで、菜の花の香りでむせそうです。
こちらが菜の花の迷路です。進んでいくと、、、それほど迷いませんでした。
土日は菜の花狩りが無料です(執筆時)が、普通に菜の花も売っています。1パック200円でした。ほろ苦くて美味しいですよ。春の味ですよね。平日は有料の菜の花狩りもあります。
さて、、菜の花だらけの写真をもっと紹介したいのですが、切りがありませんので、このぐらいで。
こちらのメイン会場では海に出ることも出来ます。海を見て、菜の花を見て、あっという間に時間が経ちます。
日出の石門
ここから、伊良湖岬に向かう途中に、名勝地、日出(ひい)の石門があります。
こちらは、伊良湖岬方面から見た、日出の石門です。
この石門がある日出園地に行ってみましょう。
表浜街道(太平洋側)を走って行くと、こんな看板があります。ここから徒歩で海に降りていきます。この看板の所に道路に沿って10台分ぐらい駐車場があります。
この道の突き当たりが、日出園地です。緩い坂道で、道路から直ぐです。
島崎藤村の椰子の実の詩の碑と、歌の碑がありますよ。
「名も知らぬ 遠き島より流れ寄る 椰子の実一つ~」でしたっけ、島崎藤村作詞、大中寅二作曲ですね。
ことらが歌の碑ですね。
もちろん、この園地は、海の眺めも最高です。
こちらの海岸が、片浜十三里です。延々と続く砂浜ですね。伊良湖岬から、浜名湖まで太平洋岸を約50㎞続く海岸が、片浜十三里と呼ばれます。この砂浜は、天竜川の河口から波で運ばれて来たものだそうですよ。壮大すぎて、理解できませんけど。
感慨にふけったら、さて、碑の石門に行ってみましょうか。
この階段を降りて、海に行くのですね。
こんな感じです。そうですね。たいしたことはありません。行きはよいよい、帰りは?
これが日出の石門です。もう少し近づいてみましょうか。ど迫力ですよ。
もっと近づきましょう。
穴が開いてますね。2つです。もっと近づいてみましょう。よいのかな。
大きな穴ですね。岩だらけです。
運動靴か、なにかないとちょっと危険です。くれぐれもハイヒールとか、革靴とかは止めて下さいね。
もう一つの穴です。私はタウンシューズで来てしまいました。ちょっと近づくの怖いなあ。
ちょっと望遠を使って撮影。たはは。
辺りは岩場です。普通の靴で来た方は、こう言う歩道のところで見学して下さいね。
片浜十三里もよく見えます。この辺りはサーフィンのメッカで、波が荒く、たしか遊泳は禁止のはずです。でも、夏は水遊びは出来ますね。
恋路ヶ浜
伊良湖岬の恋路ヶ浜に向かいましょうか。名前も素敵で、椰子の実の歌の椰子の実が流れ着いた(と言われる)浜と言う事で、一年中観光客が訪れます。ただし、現在、遊泳禁止で、海水浴は三河湾側の伊良湖海水浴場で出来ます。
道路案内通りに進むと、恋路ヶ浜駐車場にたどり着きます。無料の駐車場です。片側には、お土産屋さんや食堂が建ち並びます。
伊良湖岬には素敵なレストランもありますし、フェリー乗り場などにも食べるところがありますが、ここで食事をしても良いでしょうね。
私は良く紹介されている灯台茶屋さんの二階で食事をしましたが、海の幸が美味しくて、安価でした。
ここが恋路ヶ浜です。
向こうに見える島は、三島由紀夫の小説「潮騒」で有名な三重県の神島だと思われます。伊良湖岬より観光船が出ています。
こちらが伊良湖ビューホテル方面です。もちろん、向こうに見えているのが、伊良湖ビューホテルですよね。眺めの良い大きなリゾートホテルです。
恋路ヶ浜は、「日本の白砂青松100選」、「日本の渚100選」、「日本の音風景100選」、「日本の道100選」に選ばれています。記念したモニュメントです。
また、恋人の聖地に指定されており、幸せの鐘などもあります。
四つ葉のクローバーが植えられています。
「幸せの四つ葉のクローバー」だそうですが、何でも伊良湖岬で見つかった、四つ葉以上の葉っぱが生えるクローバーのことを言うそうです。
そう言う品種なのですね。お一人様1枚のみ、持ち帰っても良いそうです。
が、そんなことより、恋路ヶ浜の名前の由来の方が気になりますね。ちょっと調べてみました。
江戸時代の(1808年の)和歌に、「春さめにぬれてひろはんいらご崎 恋路ヶ浦の恋わすれ貝」と言うものがあるそうです。言い伝えや伝説みたいなものがあって、この歌が歌われているんですね。江戸時代には結構、有名な話だったみたいです。
その話というのは、昔、許されぬ恋をした高貴な男女が、都を追われて、女はこの浜に、男は裏浜に人目を避けて住み、お互いにあまり逢えないまま、病気に倒れ、お互いの名前を呼びながら、亡くなった、そして、女の心は女貝に、男の心はミル貝になったという言い伝えです。
うーん、悲しいですよね。という訳で、この恋路ヶ浜は、「恋人の聖地」に選定ってことになっているようです。デートスポットですね。近くのお店では、恋人の鍵なども売っています。四つ葉のクローバーのところに鍵を掛けるフェンスがあります。
伊良湖岬灯台
この恋路ヶ浜から遊歩道を歩いて行くと、すぐに灯台があります。海岸線を見ながら、行ってみましょう。
こちらですね。
海沿いの歩きやすい道です。渥美半島は暖かな半島ですが、冬は風があって寒いですよ。恋人達が寄り添うのには最高ですね。あっはは。うらやましい。
海岸線には岩場が多い道ですね。波も荒いです。
この辺りはサーフィンのメッカと言うのはよく分かりますね。
灯台が見えてきました。感覚としては、駐車場から、200メートル以内と思います。
やはりデートスポットにも良い感じですね。
向こうに見えるのが、神島でしょう。
貨物船?も見えますね。伊勢湾や三河湾に入っていく航路ですから、船は頻繁に通ります。
伊良湖港
こちらは伊良湖港です。恋路ヶ浜の反対側ですね。
鳥羽行きのフェリーがいます。潮騒の神島にもここから観光船が出ています。
伊良湖シーパーク&スパです。伊良湖では、先ほどのビューホテルの次ぎに有名ですね。
道の駅
こちらが、伊良湖岬港にある道の駅伊良湖クリスタルポルト兼用の伊良湖旅客ターミナルです。中にはレストラン、お土産屋さんなどもあります。
こちらが、渥美半島の中間地点にある道の駅あかばねロコステーションです。近くに海があります。
こちらは、半島の根本付近にある道の駅田原めっくんはうすです。
渥美半島観光案内
菜の花まつり
毎年1月から3月末まで、渥美半島全体。メイン会場「伊良湖菜の花ガーデン」→ 地図
〒441-3627
愛知県田原市堀切町浜薮
0531-32-0346(もっと大きな菜の花畑もありますが、ここは駐車場が大きい)
イチゴ狩り
1月から、6月(農園により前後します)
メロン狩り
6月から、10月(農園により前後します)
電照菊
9月から、11月(秋)
以上、お問合せ
渥美半島観光ビューロー
〒441-3492 愛知県田原市田原町南番場30-1 → HP
Tel 0531-23-3516 Fax 0531-22-2026
佐治クロダイつり池
5月から、11月上旬
田原市福江町日比浜 → 地図
0531-32-0346
観光船
名鉄海上観光船 → HP
名鉄海上観光船伊良湖港のりば
0531-35-6868
伊良湖岬の宿泊
人気の宿 → 夢紡ぎの宿 月の渚 → 伊良湖ビューホテル → 伊良湖シーパーク&スパ(旧 伊良湖ガーデンホテルリゾート&スパ) → 休暇村 伊良湖
以上、すべて、車椅子可(月の渚を除いて貸し出し用もあり)
ビューホテルは高台で眺めよし、日出の石門に近しく人気です。海辺に近いのは、休暇村、シーパーク&スパです。
1番人気のちょっとした高級宿は、夢紡ぎの宿 月の渚
その他の宿は → 伊良湖岬の近辺の宿へ
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