銀閣寺高台

銀閣寺は、正式名称を東山慈照寺と言い、臨済宗相国寺派の禅寺です
銀閣、金閣、飛雲閣(西本願寺境内)を京の三閣と呼びます。

銀閣寺は金閣寺(鹿苑寺)を意識して作られていますが、金閣寺とは違い、この銀閣寺には銀箔は貼られていませんし、貼られていた形跡もありません。
財政難で張れなかった、黒漆の漆が日光によって銀色に見えたなどの諸説があります。
粋の金閣寺に対して、銀閣寺は侘び寂びに富んだ京や禅宗の文化を思わせ、とても良い感じです。

侘び寂びを感じさせる銀閣寺

銀閣寺

銀閣寺は、銀閣(観音殿)だけでなく、庭園も美しく有名です。それでは色々見て行きましょう。

銀閣寺

総門です。
絢爛豪華さはないですが、落ち着いた感じです。いかにも禅宗と思うのは私だけでしょうか。

庭園

銀閣寺

向月台(こうげつだい)

向月台(こうげつだい)です。
高さは1.8メートル。東山に登った月を模して、あるいは座って月を待ったか、観月のために作られていると言う事です。
不思議な光景です。なんだって思いますよね。室町時代以前は無く、近世に作られるようになったということです。
ところがまだすごいのがあるのです。

銀閣寺

銀紗灘(ぎんしゃだん)です。
なんだと思います? 月の光を反射させるように計算されて作られているものなのです。こちらも観月のためですね。

銀閣寺

配置はこうなっています。
夜見てみたいですね。月の光が反射して、銀色の宝石が輝くのでしょうか。本当はこれで銀閣寺なのでしょうか。

銀閣寺

東求堂(とうぐどう)と錦鏡池(きんちょうち)です。
銀閣寺の庭園は、池泉回遊式庭園になっていて、池の周囲を取り囲むように広がっていて、ぐるりと散策が出来るように作られています。
日本庭園に良くある形式ですが、苔寺の庭園を模して造られているということです。特別史跡に指定されています。

その向こうに見えるのは、東求堂です。
現存する日本最古の茶室です。もちろん国宝です。内部は春夏の特別拝観時に見ることが出来ます。

銀閣寺庭園

庭園を暫く見てみましょう。

銀閣寺庭園

洗月泉です。
高台への山道の途中にあります。小さな滝の水が庭園の錦鏡池のほうに流れています。銀閣寺 弁財天

弁財天が奉られています。弁天様ですね。

銀閣寺庭園高台

銀閣寺

高台への山道です。

銀閣寺

銀閣寺の庭園は、銀紗灘などの枯山水、池の周り、築山からなっています。

お茶の井

お茶の井です。
義政公のお茶用の湧水と立て札に書いてあります。湧き水があり、茶室があり、月を愛でて、なんとも羨まし、いや、素晴らしいです。

銀閣寺

山道はちょっと険しくなって来ました。お年寄りの方は少し厳しいぐらいです。

銀閣寺高台

しかし、眺めは最高ですよ。銀閣(観音殿)見えます。
さて、降りて行って、銀閣を間近で見てみましょうか。

銀閣寺高台

観音殿へ

一帯は綺麗な苔です。

銀閣(観音殿)

観音殿

銀閣(観音殿)です。

銀閣(観音殿)銀閣

二層構造の建物で、一層目は「心空殿」と呼ばれる住宅風の様式で、上層は「潮音閣」と呼ばれる仏堂です。

銀閣寺

銀閣の近くには、売店があり、お茶も頂けます。

哲学の道

哲学の道

銀閣寺のすぐ側に哲学の道が通っています。
ついでにこちらの散策もよろしいと思います。

銀閣寺参拝案内

慈照寺 事務局 → WEBサイト
〒606-8402
京都市左京区銀閣寺町2
TEL:075-771-5725

参拝時間
夏季(3/1-11/30)
午前8:30 ~ 午後5:00
冬季(12/1-??2/末日)
午前9:00 ~ 午後4:30
※年中無休
大人・高校生 500円
小・中学生 300円


駐車場は近くに一回千円の公共の駐車場がありますが、少し離れたコインパーキングのほうが安いと思われます。

宿泊

宿泊は → 京都の宿

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