豊川稲荷は稲荷と称しますが、神社ではありません。
豊川稲荷は、吒枳尼天(だきにてん)を鎮守としています。吒枳尼天は白狐に乗る天女の姿をしています。豊川稲荷は日本三大稲荷の一つとされていて、曹洞宗の円福山、豊川閣、妙厳寺が正式名称で、ご本尊は千手観音です。ただし、インドの女神の吒枳尼天も祀るため、鳥居などもあります。
そもそも仏教系の稲荷と神道系の稲荷がありますが、共に狐を祀っているわけではないのです。稲荷と言うのは狐を祀っていると勘違いしている方が非常に多いのでここで訂正しておきますね。狐はただのお使いや召使いに過ぎません。稲荷社に行くと、狛犬の代わりに狐がいますが、狐が神様を守っているだけのことです。吒枳尼天のしもべも白い狐です。
まあ、このあたりの事情は書いていると間違った事を書くかも知れませんので、このぐらいでやめますが、稲荷と言うのは五穀豊穣や商売繁盛などのわりと現世利益を追求するのが、大体の基本です。
はい、生活を豊かにと言うことですね。しかもここは豊川稲荷です。豊という字が入っています。住所も豊川市豊川町。さあ、行ってみましょうか。
ここが門、総門です。由緒ありそうですね。
鐘撞き堂の鐘楼堂です。
山門です。この向こうに本堂があります。
本堂があります。お参りしましょう。
はい、狛犬の代わりに狐が居ます。本堂を守っています。お参りを済ませたら、あたりを散策しましょうか。
三重塔がありました。豊川稲荷に来たのなら、霊狐塚にも行ってみましょう。
奉納された旗です。境内の至る所にあります。奉納の受付もしていましたので、簡単に出来ますよ。
途中にある大黒堂の恵比寿様と大黒様です。説明看板のように真言を唱え、なでるとお金が授かるようです。
霊狐塚に向かう参道には鳥居があります。ちょっと薄暗いです。なんか大丈夫かな。ちょっぴり不安です。その奧にあったのは、ぎゃあー。
すごいです。お狐さまの群れです。どこを見ても、どこを見ても。。。
うーん、はっきり言って、夜に来たら怖いでしょう。しばし呆然。さて、お参りして引き上げましょうか。夢に出てこないでね。
実は最初の霊狐塚の写真の右に大きな狐が乗っている大きな岩がありますが、この岩の隙間に硬貨が詰まっていて、木の枝か何かでうまく取り出してお守りにするとお金が儲かるそうです。
1年後に儲かっていたら、取り出したお金の何倍もの硬貨を岩の間に隠しに来るのだそうです。つまりここには成功した人の縁起の良い硬貨が詰まっていると言うことです。
こちらはお寺の庭園です。
境内案内図です。有料駐車場は外にいくつもあります。駅近くにもありますが、そこに駐めると門前町を少し歩くことになります。
豊川稲荷の門前町です。いなり寿司が有名みたいで、少し高いですが具が入っていて、美味しいですよ。
こちらは門前町の中にある、お薬師さまです。
観光データ
さて、商売繁盛と金運を祈りに、豊川稲荷に行きませんか。
豊川市豊川町1番地 → 地図
TEL 0533-85-2030
宿泊は、→ 豊橋・豊川・蒲郡・三谷・西浦・伊良湖の宿へ
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