醒井宿(さめがいしゅく)は、七つの湧水があり、湧水を水源とする地蔵川に沿って形成された中山道の61番目の宿場町です。
地蔵川の源泉の「居醒の清水」は「平成の名水百選」にも選ばれています。珍しい水中花「梅花藻(ばいかも)」でも有名です
また、「琵琶湖とその水辺景観 – 祈りと暮らしの水遺産」の構成文化財として日本遺産に選定されています。
醒井宿散策
駐車場
醒ヶ井駅周辺の案内図です。醒井(さめがい)宿の最寄り駅は、醒ヶ井(さめがい)駅で、文字が違いますので注意しましょう。
案内板に駐車場のいくつかあります。まず駅に有料の24時間駐車場があります。滋賀県醒井養鱒場の所に大きな駐車場がありますが、有料で遠いです。
その他は、小さいか遠い所がほとんどです。
しかし、案合図にはありませんが、醒井宿の中間部あたりに無料の観光駐車場があります。ここか、駅の有料駐車場がお奨めです。
中間部あたりの美術館のところの無料駐車場です。
人の出入り口はこちらです。奧が駐車場。
醒ヶ井駅の駐車場です。
執筆時、30分無料、最大24時間600円。料金もリーズナブルですので、迷う場合はこちらへ。
醒井宿散策
醒ヶ井駅前の道路を渡った所から、醒井宿が始まっています。
居醒の清水を源流とした地蔵川に宿場町があります。
地蔵川は湧き水の川で、小さな綺麗な川です。
平安時代に天台僧浄蔵により水源が開かれた十王水です。石塔が目印になります(実際の水源は民家の裏で見ることや飲むことは出来ません)。
醒井宿には居醒の清水以外にも様々な湧き水があります。
小さな水車がありました。
地蔵川は、珍しい水中花の梅花藻(バイカモ)で有名です。初夏から初秋に花が咲きます。
枯れ葉の間に、白い花がいくつもあります。
時期的にぎりぎりですので、もしかしたら、別の水中花かも知れませんが、たぶん、梅花藻の花です。
梅花藻以外にも、ハリヨという希少生物(魚)がいるようです。
宿場町らしさは少し足りないかもです。
創業100年以上の醤油屋喜代治商店です。
料理屋の多々美家さんです。鱒料理が美味しいそうです。
木彫美術館です。
旧問屋場です。
問屋と言っても、いわゆる問屋ではなく、大名や役人に馬や人足を提供していた所です。
口利き屋(今で言う人材センター)みたいなものでしょうか。
旧問屋場の中です。
地蔵堂です。
醒井延命地蔵尊縁起。
居醒の清水の水汲み場(地蔵堂のところ)
ひしゃくや湯呑みが置いてありますが、この水はそのままでは飲まないほうが良いようです。
醒ヶ井駅の側に紫外線殺菌した居醒の清水が出ている水くみ場があります。
境内の脇にある石垣の下から「居醒の清水」が出ています。地蔵川の源泉です。
居醒の清水です。蟹の形の蟹石がありますね。
日本武尊が熱病に倒れた時、体毒を洗い流した霊水とされていますので、その像がありますね。
日本武尊が腰を掛けたとされる腰掛石です。
腰掛石です。
了徳寺の御葉附銀杏です。樹齢100年以上です。
一部の葉の上に銀杏がなります。珍しくて国の天然記念物になっています。
醒井宿の末端部にある西行水です。
西行水の泡子塚です。
泡子塚です。
西行法師東遊でこの泉で休憩したところ、茶店の娘が西行に恋をし、西行の立った後に飲み残しの茶の泡を飲むと、不思議にも懐妊し、男子を出産した。その後西行法師が関東からの帰途でまたこの茶店で休憩したとき、娘よりことの一部始終を聞いた法師は、「水上は 清き流れの醒井に 浮世の垢を すすぎてやみん」と詠むと、児はたちまち消えて、もとの泡になったと言う事です。
少し悲しげな不思議なお話ですね。
醒井宿の観光案内
醒井宿 → webサイト(長浜観光協会)
滋賀県米原市醒井
醒井宿資料館(旧醒井郵便局局舎)
TEL:0749-54-2163
FAX:0749-54-2163
宿泊案内
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