神泉苑は二条城の隣にあります。園内に歳徳神(さいとくじん)を祀りますが、毎年大晦日の晩に恵方に祠の向きを変える日本で唯一のものです。

平安京遷都とほぼ同時に、二条通りから三条通りまで、南北約500メートル、東西約240メートルという大規模な敷地に造園されました。数々の御殿が立っていた池を中心にした庭園で、竜神(善女竜王)が住むと言われていました。朝廷関係者だけの禁苑とされ、宴遊や花見が行われていました。日本書紀によると、これが日本の花見の起源です。

貞観5年(863年)に大疫病が起こり、神泉苑で多くの御霊を鎮めるための御霊会が行われました。貞観11年(869)には神泉苑の南端の八坂神社に当時の国の数、66本の鉾を立てて祇園社から神輿を出し、神泉苑の池に繰り出しました。後世、鉾に車を付け、飾りを施して京の都を練り歩く、祇園祭へとなりました。

現在では、二条城築城のおり、敷地の大部分が削られて当時の十分の一程度になってしまいましたが、今でも東寺真言宗の寺院として存在します。天長元年(824年)に淳和天皇の勅命により、西寺の守敏と東寺の弘法大師空海が祈雨の法を競い、空海が勝ったことから以後東寺支配下になったのです。

 

神泉苑

園内の池です。龍神を装飾した舟が浮かんでいます。

神泉苑の観光

神泉苑は、あまり人が訪れない穴場ですが、大庭園の宴を偲び、二条城とともに訪れて見てはいかがでしょう。

〒604-8306

京都市中京区御池通神泉苑町東入る → 地図

TEL 075-821-1466
FAX 075-821-1461

 

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