仏殿

永平寺は代表的な禅宗の曹洞宗の大本山です。道元禅師によって作られた出家参禅の道場です。
当然、拝観は出来ますが、現在でも多くの修行僧が早朝の起床にはじまり、勤行、坐禅、行鉢、作務などに勤しんでいます。
永平寺の修行は、厳しいことで知られていますので、じゃまをしないようにしましょう。特に修行僧にカメラを向けて写真を撮るのは厳禁です。
(建物、その他を撮影することは許可されています。)

又、拝観だけでなく、宿泊しての参禅などや、日帰りの参禅、講話、写経なども行われています。
※現在、新型コロナウイルスのために、参禅などは停止されています。

なお、祈祷の受付などは正月三が日しか行っていません。今でも基本的に修行の寺です。

では、大本山永平寺の拝観に行ってみましょう。

永平寺参拝

駐車場

永平寺の駐車場は、永平寺町営駐車場1回400円と、近い永平寺駐車場1時間300円(24時間500円)がメジャーです。
永平寺町営駐車場は第1から、第3までありますが、第1が便利です。
しかし、店舗の駐車場を含め、数多くの民間駐車場があります。店舗の駐車場は、食事やお土産など、一定以上購入すると無料になります。
基本的に混雑期で無い限り、近いところに安く駐めることが出来るところはあります。
私は町営駐車場に駐めましたが、もっと近いところに1回300円をたくさんありました。

 

町営第1駐車場

町営第1駐車場です。
永平寺側から見ていますので、右側になっていますが、永平寺に向かう方からですと、左側になります。写真左のトイレが付属しています。

永平寺駐車場

永平寺駐車場です。
参道に近いです。拝観は一時間ぐらいで終わりますので、300円か400円といった所だと思いますが、最大料金が500円ですので安心です。

永平寺門前町

永平寺の門前町です。ここを行くと民間の駐車場がたくさんあります。呼び込みもしています。
この通りを走って見つからなければ、また、戻ってきてもよろしいかも知れません。
門前町を歩くのも参拝の楽しみの1つですので、無理をして近い駐車場に駐める必要は無いかも知れませんけどね。

参道

永平寺門前町案内図

門前町の案内図です。
上の門前町の写真の通りは、案内図の参拝ルートと書いてある通りの1つ左の通りです。
大本山永平寺

こちらは、案内図に参拝ルートと書いてある通りです。こっちは感じが良いですね。

永平寺 親禅の宿 柏樹関(しんぜんのやど はくじゅかん)

永平寺 親禅の宿 柏樹関(しんぜんのやど はくじゅかん)です。旅館と宿坊の中間の感じです。宿泊施設として、旅行サイトで申し込めます。
希望者は、朝のお勤めへの参加や禅の体験が出来ます。しかし、どちらかと言うと娯楽的な体験が出来ます。
もうすこし真剣に参禅などの体験がしたい方は、永平寺で受け付けているようです。

永平寺郵便局

永平寺郵便局がありました。
へえ~と思いましたが、よく考えると永平寺町にある郵便局ですから、永平寺郵便局で良いのです。

大本山永平寺

ここが入り口です。門前町の通りを行くと、ここに突き当たります。参拝ルートは、もうすこし内部に入って合流します。

大本山永平寺全景図

永平寺全景図です。

大本山永平寺

苔むした境内が素敵です。

大本山永平寺

参拝者入り口への門です。拝観受付があります。
閑散としていますが、参拝受付が終了した後に撮っています。

大本山永平寺

こちらが参拝入り口です。

この建物は、吉祥閣(きちじょうかく)で鉄筋5階建てで近代的なものです。一般の方の座禅修行や写経体験、事務局や宝物館などの諸々のものが入っています。

拝観

絵天井の間

継ぎに通るのが傘松閣(さんしょうかく)です。

傘松閣(さんしょうかく)

いきなり素晴らしい天井絵があります。これは144人の昭和初期の画家によって描かれた日本画で230枚あります。絵天井の間と言われるそうです。

ほぼ花鳥風月を表した絵ですが、他の絵、鯉2枚、唐獅子2枚、りす1枚が隠れています。すべて見つけると、願いが叶うそうですよ。

大本山永平寺

こちらが、参拝可能な建物の見取図です。
永平寺は階段が多いのですが、車椅子用にエレベーターが設置されているところもあります。ただし、一部の参拝(絵天井や山門)になります。

階段

大本山永平寺

永平寺の階段はこんな感じですよ。大本山永平寺

仏殿

永平寺

仏殿です。後ろが法堂(はっとう)です。

仏殿

仏殿を正面から見ています。

仏殿

仏殿の中です。
現在を司る「釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)」、過去を司る「阿弥陀仏(あみだぶつ)」、未来を司る「弥勒仏(みろくぶつ)」が祀られています。永平寺のご本尊ですね。

法堂(はっとう)

大本山永平寺

法堂(はっとう)です。大本山永平寺法堂

法堂の内部です。普通のお寺では、本堂にあたります。

大本山永平寺承陽殿

承陽殿(じょうようでん)

ピンボケ写真が続きますが、大本山永平寺の最も重要な場所、承陽殿(じょうようでん)です。道元禅師の御真廟(ごしんびょう)です。つまり、霊廟ですね。

承陽門(じょうようもん)

承陽門(じょうようもん)です。

大書院(だいくいん)

大書院

大書院(だいくいん)です。図書館かと思いきや、台所です。
正面に奉られているのは、足の速い守護神の韋駄尊天(いだそんてん)です。
なぜ韋駄天なのかには、温かいものは温かく、詰めたいものは冷たく、急いで運ぶという説と、火を出してしまったとき、早く消すという説があるようです。まあ、両方でしょうね。

大書院

大すりこぎです。実際には使ってないですよね?

大光明蔵 (だいこうみょうぞう)

大本山永平寺

大光明蔵 (だいこうみょうぞう)です。
禅師様相見の間と書いてありました。面会所でしょうか。

妙高台

妙高台です。特別貴賓室と言う事です。

中雀門

大本山永平寺

中雀門です。

山門

山門

山門を中雀門から見ています。

四天王

多聞天と、持国天。

四天王

増長天と、広目天。

山門の両側には四天王がいます。
東側には多聞天と持国天、西側には増長天と広目天が奉られています。

山門は四天王が守っているため、悪人は入れないとされます。
また、修行僧として許されて、正式に入門するとき、修行を終えて出る時の2度しか通ることが出来ないそうですよ。堂々たる表玄関ということです。

 

鐘楼(しょうろう)

山門から見た鐘楼(しょうろう)です。山門は、出入り禁止になっていますよ。

山門山門の上部ですね。

うすうす気づかれた方もいらっしゃるかと思いますが、見事に山門の全体像の写真を撮るのを忘れています。
出来れば、参拝に行って下さいね。汗。

宝物殿

 

宝物殿

帰り道に宝物殿があります。最初の吉祥閣の中です。

宝物殿

内部は撮影禁止ですので、参拝してご覧になって下さい。拝観料の範囲内ですので、自由に見学出来ます。

大本山永平寺の参拝案内

大本山永平寺 → WEBサイト
〒910-1228
福井県吉田郡永平寺町志比5-15
TEL;0776-63-3102
FAX:0776-63-3115
TEL:0776-63-4361(参禅係)
参拝時間:季節により変更あり。10時~15時等。
年中無休 拝観料 高校生以上500円、小中学生200円。WEB確認の事。

宿泊案内

お奨めは、永平寺 親禅の宿 柏樹關

近くの、勝山・大野・永平寺周辺の宿へ。もしくは、福井市周辺の宿越前・鯖江・武生周辺の宿へ、

または、あわら温泉の宿へ。あるいは、岐阜県側の郡上八幡・関・美濃周辺の宿へ。

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